次のような要望を解決します。
自分でも耳コピしていてコード名に自信がない時にWebで検索して調べるのですが、既存の逆引きツールはオンコード(分数コード)に対応していなかったり、類似や近似のコードが示され、自分が調べるレベルに対応しているものはみつかりませんでした。
ちょうど身の回りでこういったツールを必要としている方がいたため、開発をしてみました。
自分が普段コード名を付与するときのパターンをアルゴリズムに落とし込んでみました。
開発目標
目指しているのは次のような構成音をコード名に判定できるものです。
分数コード
サンダーバードのオープニングの和音(耳コピ)
たまに耳コピやコード譜化作業で見かける難解コードや不明コード
開発方針
理論を前提にした理想主義と、伝わりやすさや使いやすさを重視した現実主義のバランスをとりたいと考えています。sus2について
このツールではsus2を使用しています。
対応している出版社が出てきたりして普及が始まっているようですが、イデオロギーの論争があるようです。
私は、ドレソを伝えるときは、Cadd9やGsus4/CよりCsus2の方がより直接的に伝わると考えているため、普及すると楽になるなと考えていますが、反対派が多いようでしたらオフにするオプションをつけてもよいかなと考えています。
Cadd9はドレミソかドレソか意味があいまいになっているので、Csus2の普及によって、ドレミソの意味に統一した方がよいと考えています。
Cadd9はドレミソかドレソか意味があいまいになっているので、Csus2の普及によって、ドレミソの意味に統一した方がよいと考えています。
omitについて
omit3やomit5のような、その音を除外するomitコードは、通常あまり見かけませんが、次の理由で採用しています。- 響きを大事にする場面では重要な場合がある。特に長短をきめる3度を抜くとき
- 歪み系のパワーコードを明示的に表現したいとき
- 判定ツールの結果網羅性
自分で作曲した曲に1箇所程度ある場合は、編曲者にこの響きにこだわりがあるのだなと、伝わる良いスパイスになるかと思いますし、パワーコードを意識た曲を伝えたいときにも有効だと思いますが、採譜する側は用途に合わせて抑制的でないと、演奏者を混乱させてしまうデメリットがあると考えています。
特にセッションでは基礎的なコードで提示し、初見で演奏できたり、演奏者の自由を尊重するようなコード譜にすることがよいと思います。
どんな音の組み合わせでもコード名を表示
ちょっと無理やりだったりしますが、どんな音の組み合わせでもコード名を表示できます。ピアノの全種類の白鍵を押したコード名
C D E F G A B
ピアノの全種類の黒鍵を押したコード名
C# D# F# G# A#
ピアノの全種類の鍵盤を押したコード名
C D E F G A B C# D# F# G# A#